「ネット通販で買い物したいけどクレカはちょい不安がある」って時は、デビットカードを作成して使う、ってする事があると思います。

もちろんそれで良いのですが、デビットカードをこれから作るって場合には、メリットだけでなく、デビットカードのデメリット的な部分も考えて使い始めた方が良いです。

デメリット考えたら、普通にクレカで全然構わないかなってなる事があると思うので。

というか私はクレカ作る前はデビットカードで済ませてたのですが、以下の様な部分でデメリットが出たのでクレカを作ったって感じです。

デビットカードのデメリットには主に以下の様な部分でクレカと違いがあるので注意する様にして下さい。

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月額払いのサービスでは使えない事がある

デビットカードは月額払いのサービスでは支払い方法として使えない事があるので注意して下さい。

ただ、固定費やサービスの一部は、一部の銀行のデビットカードなら支払いに使えるって物もあります。

以下の銀行のデビットカード等。

  • 楽天銀行
  • スルガ銀行
  • ジャパンネット銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • りそな銀行
  • ソニー銀行

※これらの銀行のデビットカードを作成する場合でも、どんな支払いができるかは改めて使うサービスの公式HP等にて確認下さい。


電気、ガスとかはデビットカードでOKな事も多いです。が、東京ガスとかは一部のデビットカードは使えない、との事。

プロバイダーの一部等は使えないですし、保険系の支払いも使えない事も多いです。というか保険の性質的に基本使えないと思います。

デビットカードは即時引き落としで使う物なので、仮に銀行口座の預金が足りなかったら、そこで保険が適用できない可能性が出てきちゃうので。

動画サービスや音楽サービスなんかも大概はデビットカードは使えないです。

ただ、中には一部のデビットカードなら可能ってのもあるので、使うサービスが限定されているなら、そこを調べておけばとりあえずは問題は出て来ないです。

ただ、今後どういったサービスを使いたくなるかは分からないですし、その時にデビットカードが使えないから使うのやめよ、とかは出ちゃう可能性があります。

格安SIMなんかも基本デビットカードは使えないです。使える所もありますが、一部、なので選択肢が狭まります。

ポケットWifiでも基本使えないです。

月額払いの他にも、セルフのガソリンスタンドなんかも基本使えないです。

セルフのガソリンスタンドは、先に決済方法を指定して、カード挿入、そっから給油、で、代金確定、って流れなため、商品(ガソリン)先に渡して、後に引き落とせないってなるのを避けるためだと思います。

使えたサービスが後に使えなくなる事もある

私が経験したのでは、当初はデビットカードで支払いが可能だったけど、途中から、新規の申し込みの場合はデビットカード不可ってなったサービスもありました。

こんな感じで、月額払いのサービスを使う時には、デビットカードは支払い方法として使えない事がある、という事には注意する様にして下さい。

クレヒスが築けない

また、クレジットカード等、信用取引※をする物は、「信用情報」と言って返済や支払い状況、利用残高等が一定期間記録され、それらの情報は貸し手側が共有できる様になっています。

「指定信用情報機関」を通して。(CICやJICCという名前)

「信用取引」は、商品の購入やサービスの利用等の際に、第三者にまず立て替えてもらってそれを後に返済等で支払うやり方等の事です。

クレカ払いやローン、携帯の分割払い等が信用取引としてあります。

貸し手側は、その人の今までの信用取引(クレカやローン、携帯分割払い等)の経過などを元に、「信用情報」をクレカ発行の審査に使ったり、ローン申請を通すか通さないか判断したり、スマホの分割払いなんかの時にも、判断材料として使われたりします。

この人の買い物を立て替えて大丈夫なのか、ちゃんと返済されるのか、等を判断するためです。

これらの情報が共有される事(上述したCICやJICC等に記録される事)については、各々の規約に記載されていて、最初に「同意・承諾」しています。

クレカ作る際は「クレジットカード会員規約」等にその旨記載されていますし、スマホの本体代に関しては各キャリア(docomo、au、Softbank等)の「個品割賦購入約款(こひんかっぷこうにゅうやっかん)」等に記載されています。

マイカーローン(自動車購入)とか、ブライダルローン(結婚式等の費用のローン)、住宅ローン、とかも信用取引です。

信用情報=信用取引の実績=クレジットヒストリー(クレヒス)、と呼ばれます。信用の事をcredit(クレジット)と言います。

デビットカードは使用時に即引き落としなので、信用取引ではなく、信用取引でないので信用情報に過去の利用実績等が載りません。

デビットカードは「クレジットヒストリー」を構築できません。

携帯やスマホ本体代の分割払いをしていれば信用実績はありますが、携帯の分割は24ヶ月が主で、2年間信用実績があり、その後は信用取引が何もなくなります。(他がない場合)

一括で購入してきた場合は、それすらもありません。

こうなると、デビットカードだけの利用だと、後にローンを申請する時なんかにも参照できる物がないですし、クレカの発行を申請する時にも参照できる物がないです。

なので、デビットカードを作るにしても、必要性が出たらクレジットカードを作成しておく、のがおすすめです。

ある程度の年齢で信用取引の実績がないのは勘繰られる

また、ある程度の年齢で信用取引の実績がないのは勘繰られる可能性が出て来ます。

今の(現代の)生活では、基本的には、携帯分割払い、クレカ利用、ローン、等々で何かしらは信用情報に載っているのが普通です。

スマホ・携帯は必須レベルになっていますし(分割払いあっておかしくない)、ネット回線は必須レベルになっていますし(クレカでのプロバイダーへの支払いがあっておかしくない)、ネット通販も何かしらは使う人が多いですし(クレカ払いあっておかしくない)、ガソリン等々もあります。

生活していれば信用取引を利用する場面は無数にあるので。

そのいずれもが一定期間ないというのは、貸し手側的には「何で?」ってなります。

なので、頑なに現金払い、デビットカード払い(どちらもクレヒスは構築できない支払い方法)、で生活をしていると、「全くの現金主義の人なのか」、「一度法的に精算した人なのか」の区別がつかなくなります。

どちらも信用情報的には同じ状態なので。

そうすると、当然の様に、ローンの審査、クレカの審査、等々にも少なからず影響が出て来ます。

なので、過度の現金主義(全て現金払いやデビットカード)はある程度の年齢まで、に抑えておくのが良いかと思います。

若い年齢ならば、信用取引がなくてもそこまで問題はないとは思いますが、年齢が高くなるほど可能性的に後者の人と思われやすくなる面は出て来ると思うので。

ETCカードが発行できない

クレカじゃなくデビットカードを作る時の主な注意点としては、上記の「月額払いで使えない事がある事」と「クレヒスが構築できない事」ですが、他にも「ETCカードが発行できない」っていうデメリットもあります。

これも、保険の事とかと同じで、即時引き落としのデビットカードで口座から引き落とせなかったら危ない等の理由で、発行不可になってるのだと思います。

結局何かしらでクレカは必要になる

また、結局何かしらでクレカは必要になります。

月額払いのサービスは何かしら使うと思いますし、車で旅行もすると思います(ETCカードがあると楽。ETCカードはレンタカーでも使えます。)。

その時に、クレカがないから使いたいサービスだけど断念、とか、ETCカードないから割引効かないけど一般で&手渡しの現金払いで、とするのは、かなり萎えるかと思います。

なので、クレカ利用はちょい不安・・・ってなった場合は、「だからデビットカードを作る」ではなく、クレカで不安に思う事を調べて、「理解して問題ない状態で使える様にする」方が良いと思います。

もちろん併用もアリです。

実店舗での支払いにはデビットカード、デビットカードで払えない月額サービスや固定費はクレカとする、等。

一例として、私が初めてクレカ作る時に確かこういう事を不安に思ってたって事について書いた記事を記載しておきます。

まとめ

という事で、デビットカードの主なデメリットについてでした。

主なデメリットは、月額払いのサービスに登録できない事がある事とクレヒスが構築できないという事です。

他にはETCカードが発行できないという事も注意して判断する様にして下さい。

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