海外旅行保険で携行品損害を重視するなら、補償内容が新価(再調達価額)なのか時価なのかには注意して下さい。
「新価(再調達価額)」は、同等品を購入するのにかかる金額です。
「時価」は、新価から経年や使用による価値の減少を引いた価格です。
≒「時価」は「新価」より補償される額が少ない。
一般の海外旅行保険で携行品損害を付けると保険料は結構上がるので、携行品損害はクレジットカードのでまかなうって方もいると思いますが(私はそのタイプです。)、この場合は、基本「時価」です。
更に、クレジットカードの携行品損害は免責額が基本3000円あります。
=3000円までの物は全て手出しだし、3000円以上の物でも自己負担は3000円ある。
対して、一般の海外旅行保険は基本、自己負担なし(免責額が0円)、です。
で、一般の海外旅行保険は「新価(再調達価額)」なのか「時価」なのかは入る海外旅行保険によります。
t@biho「たびほ」や「たびとも」は新価です。
まとめると、
- 携行品損害は自己負担がない方が良い→一般の海外旅行保険で「携行品損害」を付ける
- 携行品損害は新価が良い→一般の海外旅行保険の中から新価の物を選んだ上で「携行品損害」を付ける
- 携行品損害に免責額があっても良いし、時価でも良い→クレジットカードの付帯でOK(一般の海外旅行保険では携行品損害をつけなくて良い)
って感じになります。
自己負担なし、新価、はそれだけ手厚いって事なので、保険料は上がる傾向にあります。
免責額がある、時価、はそれだけ保険料を節約できます。
というか、クレカの付帯保険で携行品損害の部分をまかなうならば、新たにかかる費用は0円です。
って事で、海外旅行保険で携行品損害を重視するなら新価(再調達価額)なのか時価なのかに注意する様にして下さい。
携行品損害付けると保険料高くなるから、クレカので良いって人は、携行品損害が付帯するクレカを作成する様にすればOKです。
これは利用付帯・自動付帯どっちでも良いです。
海外旅行の際に気を付ける事を少しでも減らしたいって感じなら自動付帯のクレジットカードを作成しておけばOKです。
有名所は「エポスカード」です。
以下は、携行品損害について当初私自身が勘違いしてた様な部分についてです。
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一対・一個で10万円限度等
クレカを複数枚持っているなら付帯保険は、合算されます。(死亡・後遺障害以外)
なので、2枚、3枚とクレジットカードが増えていくにつれて、「携行品損害」も増えていきます。
40万円とか、70万円とか。
こうなってくると、「免責3000円で70万円の物まで時価で補償されるのか~。かなり安心だな~。」みたいな感じで思う事があると思います。というか私は当初そう思ってました。
が、これは違うので注意して下さい。
クレカも一般の海外旅行保険も大概は「一対・一個で10万円限度」等の規定があります。
なので、何かあったとしても、一つにつき10万円まで、です。
合算された額(例えば70万円等)は、期間で補償される額の合計の限度額です。(大概一年間)
仮に複数個の物が壊れたり・盗難にあったとしても、一つにつき10万円を限度に全て補償されます。
が、その合計額は70万円です。上記の例で言ったら。
免責額は、「1事故につき」3000円です。「一つにつき」ではなく。
海外旅行にめっちゃ高い携行品を持ってく事はあんまないとは思いますが、「携行品損害」は上記の様な規定なので注意する様にして下さい。
海外で高額な物を買うならショッピングガード付帯のクレカ
海外旅行に行ったら、割と高めの買い物をする事もあると思います。
これについても「携行品損害」だと上記の様なルールが適用されます。
が、一つ10万円以上の買い物をする、って事があると思います。
こっちの場合は、「ショッピングガード保険」が適用できます。
ので、高額な買い物できないのか~、ではないので心配しなくてOKです。
「ショッピングガード保険」もクレカの付帯の保険です。
ついてないクレカもあるので買い物するなら(特に、高額な買い物をする場合)、ちゃんと付帯しているクレジットカードを作成しておいて海外旅行に行く方が楽しみやすくなると思います。
変に我慢しなくて良くなるので。
ショッピングガード保険がついてるクレカは結構あります。補償額はクレカによってまちまちなので作成するクレカの詳細ページにて確認して下さい。
海外では、VISAかMastercardが使える所が多いので、どっちかでショッピングガードが付いてるクレカが良いと思います。
高額品が購入できる所は、決済方法は多いとは思いますが。
また、高額品以外ももちろん対象なので、どちらにしろ買い物の際はショッピングガードが付帯している物が良いです。
クレカによりますが、海外のみ、海外・国内どちらも、と範囲が異なるのでそれらも注意して下さい。
補償対象外の物もあるのでクレカを作成する場合は補償対象外の物の中に自分が後々買うかもな商品がないかは確認する様にして下さい。
ネット検索で「〇〇(クレジットカード名) ショッピングガード」等で検索すれば、大概、公式のPDFが出て来るのでそこで確認できます。
ショッピングガード保険は「お買い物安心保険」とか「ショッピング保険」とかって名称の事もあります。
「海外旅行保険が自動付帯で年会費無料」のクレカでは、「ジャックス 横浜インビテーションカード(ハマカード)」等がショッピングガードが付帯しています。
ショッピングガード100万円(免責額3000円)で、国際ブランドはMastercardのカードです。
「エポスカード」はオプションで年1000円の「エポスお買い物あんしんサービス」に加入すれば補償できます。
エポスお買い物あんしんサービス50万円、自己負担なし(ただ購入額・損害額が3000円以上の物のみ保険金)、国際ブランドはVISAってカードです。
エポスの方はオプションなので年額がかかりますが、自己負担なしってのがメリットです。あと好きな時に入れるので必要になったらそこから一年入るとかが可能なのが「エポスカード」のショッピングガード保険です。
航空機預託手荷物遅延・航空遅延費用は大概携行品損害の選択が必要
また、海外旅行に行く際に保険で「航空機預託手荷物遅延・航空遅延費用」が欲しいって方もいると思いますが、これらは大概は「携行品損害」の選択が必要になります。
が、一般の海外旅行保険に入る際に「携行品損害」を付けると、保険料って面では負担は増えます。
高くなりやすい部分なので。(≒それだけ発生割合が多い)
「航空機預託手荷物遅延・航空遅延費用」は欲しいけど、携行品損害はクレカので良いんだよな~って感じなら、その場合は、クレカにある「航空機預託手荷物遅延・航空遅延費用」を活用って選択肢もあります。
航空系の保険がある場合は、基本年会費がかかるクレカです。
が、そのクレカのその他の部分も考えて(空港ラウンジ、手荷物宅配サービス、グルメ系、等々)、「それらもあって航空機預託手荷物遅延・航空遅延費用の保険もある」なら、年会費払ってもメリット普通に出て来るって方もいます。
ので、航空系の補償をクレカでまかなうのは人によっては選択肢としてあります。
航空系の補償があるクレカには以下の様な物があります。
JCBゴールドを作ったら、「スピードパスプラス」を作って、キーホルダーでQUICPay払いをできる様にするのがおすすめです。
また、今は必要ないけど後々は考えてる、って場合は、目当てのカードの下位カードを作って使っておくと後々切り替えなど作りやすくなるって面があります。
詳しくは、「後々欲しいクレカがあるならアップグレードやインビテーションも考えて作る」をご覧下さい。
まとめ
という事で、海外旅行保険の携行品損害についてでした。
携行品損害は、新価(再調達価額)なのか時価なのか、自己負担のアリ・ナシを加味して必要な物を判断する様にして下さい。
再度、まとめると、
- 携行品損害は自己負担がない方が良い→一般の海外旅行保険で「携行品損害」を付ける
- 携行品損害は新価が良い→一般の海外旅行保険の中から新価の物を選んだ上で「携行品損害」を付ける
- 携行品損害に免責額があっても良いし、時価でも良い→クレジットカードの付帯でOK(一般の海外旅行保険では携行品損害をつけなくて良い)
って感じになります。
海外旅行保険に高い物は持ってかないし、時価でも免責あっても良いって感じならクレカの携行品損害でOKです。
=一般の海外旅行保険で携行品損害をつけなくて良いので、節約できる。
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯のを作りたいって場合は以下表の様なクレカがあります。(三井住友クラシックカードAは条件付きで無料)
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯の主なクレジットカード | 選び所 |
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エポスカード | 海外旅行保険自動付帯(傷害治療200万円・疾病治療270万円・救援者費用100万円) 実店舗での割引/マルイで年4回10%オフ/国際ブランドはVISA/家族カード不可(夫婦で入りたい場合は1人ずつ)/オプションで日常生活の個人賠償1~3億円の保険/オプションで自己負担なしのショッピングガード 利用状況でゴールドカードへの招待 招待からだと初年からずっと年会費無料/国内19の空港ラウンジ・海外3の空港ラウンジ/傷害・疾病が300万円にUP/年間50万円で+0.5%計1%年間100万円で+1%計1.5%/ポイント有効期限なし/選んだ3つ1.5%/券面ゴールド |
ジャックス 横浜インビテーションカード(ハマカード) | 海外旅行保険自動付帯(傷害・疾病治療200万円・救援者費用200万円) ショッピングガード保険付帯100万円(免責3000円)/実店舗等での割引サービス(J’sコンシェル:nanacoギフトなんかも便利)/国際ブランドはMastercard/家族カード可能/利用付帯だけど国内保険も付帯 |
三井住友VISAクラシックカードA | 条件付で年会費無料(「マイ・ペイすリボ」登録&前年1回以上のカード利用) 海外旅行保険自動付帯(傷害・疾病治療100万円・救援者費用150万円) 電子マネーiD/家族カード可能/オプションで日常生活の個人賠償1~3億円の保険 |
JCB EIT | リボ払い専用カード 海外旅行保険自動付帯(傷害・疾病治療100万円・救援者費用100万円) ショッピングガード保険100万円(免責・海外1万円、国内3000円)/還元率1%(利用額によって~+0.2%)/電子マネーQUICPay/国際ブランドはJCB/家族カード可能/オプションで日常生活の個人賠償1億円の保険 |
エポスゴールドカードがどんなカードなのかについては「Applepayでおすすめのクレカは無料可なエポスゴールドカード」をご覧下さい。
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