クレジットカードには国際ブランドが選べる物があります。

国際ブランドは、VISA(ビザ)、Mastercard(マスターカード)、JCB(ジェーシービー)等の部分の事です。

どのクレカを作るか決めたとしても、クレジットカードを初めて作る場合、「国際ブランドどれにしたら良いのかな?」って疑問が出て来る事があると思います。

なので、クレカを作る時の国際ブランド選びで違って来る事を記載します。

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使えるお店に違いが出て来る

国際ブランドをどれにするかでクレカ払いできるお店に若干の違いが出て来ます。

クレジットカードは、それぞれの国際ブランドの加盟店かどうかで、支払いに使えるか使えないかが決まります。

行ったお店がどの国際ブランドの加盟店なのかは、レジ横にあるステッカーやシール等で確認できます。

JCBの加盟店ならば、ステッカーにJCBのロゴがあります。

VISAならVISAのロゴがあり、MastercardならMastercardのロゴがあります。

で、どのブランドの決済システムを導入するか(これが国際ブランドの役割)は、お店側が決めます。

どれか一つというわけではなく、VISAの加盟店であり、Mastercardの加盟店であり、JCBの加盟店でもある、というお店は多いです。

が、JCBのみの加盟店、というお店や、VISA、Mastercardのみというお店もあります。

レジ横にあるステッカーやシールとはこんな感じの物の事です。↓
レジ横にある国際ブランドが記載されたシール

このお店で言えば、
「JCB」が使え(一番上の青・赤・緑のロゴ)、
「VISA」が使え(下から二番目の白地に青文字のロゴ)、
「Mastercard」が使えます(一番下の赤・黄色の丸に白文字のロゴ)。

他にも上記のお店では、「AMERICAN EXPRESS(アメリカンエキスプレス=アメックス)」が使え、「Diners Club(ダイナースクラブ)」が使え、「DISCOVER(ディスカバー)」も使えます。

クレカを作った後も、自分のクレカの国際ブランドは、カード自体の右下等の部分にロゴが記載されているのでちゃんと確認できます。

JCB CARD W」ならJCBです。

「Orico Card THE POINT」なら、MasterCardかJCBかを作成時に選択します。

国内はどれでも。

日本国内での利用においては、選択肢として上がりやすい「VISA・Mastercard・JCB」の3つならどれでもほとんど差はないかと思います。

wikipediaによると、2007年時点ですが、国内のシェアは、一位がJCBで、二位がVISAの様です。

ちなみに、AMERICAN EXPRESSは、AMERICAN EXPRESS(AMEX)のステッカーのあるお店でも使えますし、JCBのステッカーがあるお店でも基本使えます。なので、AMERICAN EXPRESSもアリです。

海外はVISA、Mastercard

海外旅行先で使えるのは、VISAとMastercardが圧倒的です。

有名な観光地や有名店なら他のブランドも対応している事は多いとは思いますが。

wikiによると、世界でのシェアは、2014年時点で、VISAが48.5%、Mastercardが31.7%、Union Payが18.9%、AMEXが8.2%、JCBが2.5%、Dinersが0.2%との事です。

※Union Pay(ユニオンペイ、もしくは、ぎんれん)は中国で広く使われている国際ブランドです。
AMEXはアメリカンエキスプレスの事です。
JCBは世界的にはシェアは2.5%ですが(2014年時点)、日本国内だとシェアは1位(2007年時点)との事。

とりあえずVISAとMastercardが圧倒的なので(2つ合わせて80.2%)、海外に持ってく事も考えてクレカを作るなら、VISAかMastercardがおすすめです。

シェア的にも、何かあった時のためにも、VISA1枚、Mastercard1枚、と二枚持ってくと安心です。

観光中・旅行中に多額の現金を持ち歩かずに済むので。(余計な心配が出にくくなるし、安全性も増す。)

カードによっては使えるサービスに違いが出て来る

また、国際ブランドをどれにするかでサービス内容が変わるカードもあります。

例えば、「リクルートカード」です。

国際ブランドをどれにするかで、こんな感じで変わります。↓

チャージでポイント QUICPay(nanaco)
VISA、Mastercard nanaco
楽天Edy
モバイルSuica
SMART ICOCA
×
JCB nanaco
モバイルSuica

※QUICPay(nanaco)はナナコカードのQUICPay機能の事です。

また、以前だったら、「楽天カード」や「ヤフーカード」も国際ブランドでnanacoチャージでポイントがつくかどうか、という違いもありました。今はnanacoチャージにおける違いはないです。

楽天カードはつかなくなり、ヤフーカードはどの国際ブランドも0.5%の付与になりました。

キャンペーンに違いが出て来る事も。

また、国際ブランドをどれにするかで、利用促進キャンペーンに違いが出て来るカードもあります。

選ぶ国際ブランドによって、使う「クレカのマイページのサイトやアプリ」が異なるカード等。

これは、JCBなのか、他なのかで変わったりします。

ただ、ここは違いはありますが、どっちにしろどちらもキャンペーンはあるので大きな違いというわけではないですが。

また、入会キャンペーンをやってるクレカならば、ブランドによって条件が違ったりもするので、申し込み時に違いがあるか、あるとしたらどんな条件か、は確認する様にして下さい。

付帯保険の内容に若干の違いが出て来る事も。

また、国際ブランドの違いで、クレジットカードの付帯保険の内容に若干の違いが出て来る事もあります。

これは、航空系のカードであります。

後々を考えて国際ブランドはバラケさせる

国際ブランドによって、使えるお店に違いが出て来るのと、シェアが違うため、後々の2枚目、3枚目のクレカの事を考えるならば、一枚目のクレカから国際ブランドを計画的に選んで、最終的には国際ブランドをバラケさせる方が一応使いやすくはなります。

例えば、今後クレカを作っていき、3枚持つってなった場合に、JCB、JCB、JCB、ってなってると微妙なので。

できれば、VISA、JCB、Mastercard等組み合わせがバラケてる方が使いやすいです。

これなら海外旅行に行く際にも作り直さなくて良いですし。

後々興味が出て来るかもなカードで、国際ブランドが1つのみのカードには、エポスゴールドカード(VISAのみ)や、JCBゴールド(JCBのみ)、JCBプラチナ(JCBのみ)等々があります。

なので、こういったカードの事を考えて一枚目のクレジットカードを作るならば、一枚目はMastercardにしたりって感じになります。

もしくは、上記のカードの例で言えば、それぞれインビテーション(招待)やアップグレード申請で切り替えられるので、それらの切り替えられるカードを作成ってのでも問題ないです。

使っていくと、こんな感じで切り替えられます。切り替え時には審査があります。↓

上位カードへの切り替えの一例

  • ノーマルの「エポスカード」(VISAのみ)→インビテーションでエポスゴールドカード(初年度から年会費無料)
  • JCB CARD W/plus L」(JCBのみ)等→アップグレード申請でJCBゴールド(JCBのみ)、JCBプラチナ(JCBのみ)

とりあえず、現時点で、将来的にはこれが良い!みたいなクレカがある場合には、それを見越した国際ブランド選びにする方が後々楽です。

ただ、後々欲しくなったカードが出てきて、その際に手持ちのカードの国際ブランドとかぶっちゃったとしても、クレカは解約もできるので大きな問題にはなりませんが。

また、クレカの中には、国際ブランドの変更ができるクレカもあります。ただ、変更できるカードだったとしても面倒な部分が出て来る事には変わりないので可能なら後々を見越して作成しておくのがおすすめです。

まとめ

という事で、クレカを作る時の国際ブランド選びで違って来る事についてでした。

  1. 使えるお店に違い
  2. サービス内容に違いがある事も。
  3. キャンペーン(利用促進・入会、共に)に違いがある事も。
  4. 付帯保険に違いがある事も。

という感じになります。

国内シェア(日本での利用可能店舗に関係)と、海外シェア(日本以外での利用可能店舗に関係)の違いは、大きな違いなので、海外旅行を見越したクレジットカード作りなのか、そうでないのかで選び方が違ってきます。

国内なら、代表的な国際ブランド、VISA、Mastercard、JCBのどれにしたとしても使える店舗数にあまり差はないです。

どれがいいかは一概には言えないので、選ぶ国際ブランドでクレカのサービス内容に違いが出るなら、その違いで選ぶのが良いかと思います。

何も違いは出て来ないという場合には、上述した様に、2枚目、3枚目のカードとかぶらない国際ブランドを選ぶのがおすすめです。

最終的にバラケさせる事ができるので。

海外旅行に行く事も考えるなら、使えるお店の数的にVISAかMastercardがとりあえずの有力な選択肢になります。

年会費無料の主なクレカについては「年会費無料の主なクレジットカードの比較」をご覧下さい。

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