クレジットカードの海外旅行保険で本人以外の家族(配偶者や子供等、親族)を補償するには、

  • 家族カード
  • 家族特約

の制度を利用する事になります。

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家族カード?

家族カードは、ETCカードと同様、追加するカード、です。

本会員の家族で基本18歳以上なら発行して使えます。

本会員はそのクレジットカード作成者本人の事です。

家族カードにも年会費の規定があります。

ここは作るクレジットカードによってまちまちです。

年会費無料のもあれば、一枚は無料、二枚目から1000円とか、一枚目から有料とかもあります。

海外旅行保険がある程度充実しているクレカの場合は、一枚目無料はありますが、大概1000円程度はかかるクレカが多いです。

家族カードでも、基本、本会員と同様の付帯保険が適用されますし、そのクレカのその他のサービスも大部分は同様に使えます。(制限がある特典サービスも中にはありますが。)

なので、年会費がかかっても普通にお得って事は多いです。

基本的には本会員と同様の付帯サービスが適用されるので、「本人以外の家族」を補償するには、「家族カード」が選択肢の一つとしてあります。

配偶者(夫や妻)だったり、同居の親族だったり(祖父母)が家族カードを発行、とすれば、本人と同様の海外旅行保険の内容を適用できます。

利用付帯や自動付帯は本会員と同様です。

自動付帯のクレカならクレカの保険については特に意識する事なく海外旅行ができます。

クレカで海外旅行の航空機預託手荷物遅延や乗継遅延・出発遅延の補償が欲しいって事があると思いますが、例えば、「JCBゴールド」はこの二つがあるカードで、家族カードも一枚目は年会費無料っていうカードです。

なので、航空機預託手荷物遅延や乗継遅延・出発遅延は、2人だけで良い(親だけ良い)ならば、家族カードを発行すればOKとかってできます。

ただ、家族カードの発行は「18歳以上」となっている事がほとんどなため、年齢(と生計を共にしているか等)の面では注意する必要が出て来ます。

=18歳未満の子供も補償したい場合は他が必要。

その場合には、「家族特約」のあるクレジットカードを作成すると、ある程度はカバーできます。

家族特約って?

クレジットカードの保険の「家族特約」は、カードを追加発行することなく、本会員の家族も補償できる特典的な付帯サービスです。

補償額は本会員よりは低くなります。

家族特約のあるクレカは少ないです。

が、あります。

補償が適用される「家族」の範囲は、作成するクレジットカードによって変わります。

19歳未満の同居・別居の未婚の子だったり(この範囲の場合は配偶者は家族特約の補償対象外)、
配偶者、同居の子、祖父母、生計を共にする別居の未婚の子(この場合年齢制限もなく、配偶者も補償対象)等です。

家族特約の家族は、基本的に、生計を共にする家族、なので注意して下さい。

範囲内であっても、仕事してて生計が別、とかだと補償対象外となる事があります。

家族特約があるクレカで補償範囲が大きいのは、「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」があります。

航空機預託手荷物遅延や乗継遅延・出発遅延の補償も家族特約の範囲っていうカードです。

また、「家族」の範囲は少し狭まりますが、航空機預託手荷物遅延や乗継遅延・出発遅延の補償も家族特約の範囲のクレカには他にも「dカード GOLD」、なんかもあります。

こちらは配偶者と19歳未満の同居・別居の未婚の子が範囲です。

以下は、家族の人数による「家族カード発行で補償」、「家族特約のあるクレカで補償」等のパターン分けについて記載します。

夫婦2人の場合

夫婦2人で、夫が本会員とする場合は、

  • 夫:本会員カード
  • 妻:家族カードを発行

で、本人以外の家族(妻)もクレカの補償対象にできます。

また、夫のクレカが家族特約のあるカードで、更に配偶者(妻)も家族特約の範囲、というクレカの場合は、家族カードを発行せずとも補償の対象となります。

このパターンはクレカの選択肢はかなりたくさんあります。

夫婦と19歳未満の子供2人の場合

夫婦と19歳未満の子供2人の場合で、クレカの海外旅行保険で家族全員を補償した場合は、家族特約のあるクレカが必須となります。又はそれに準ずるサービスに入れるクレカ(「UCSカード」の「UCS旅とくプラス」等。1000円+税/年)。

家族特約の範囲で配偶者以外は対象、というクレカの場合は、

  • 夫:本会員カード
  • 子供:家族特約
  • 妻:家族カード発行

とすればOKです。

配偶者も含む家族特約ならば、妻が家族カードを発行する事もなく、家族全員が補償の対象になります。

このパターンの主なクレカには以下の物があります。

夫婦2人、19歳未満の子1人、祖父母、の場合

夫婦2人、18歳未満の子1人、祖父母(夫婦の親)の場合も同様です。

家族特約の範囲に合わせて、家族カード発行とすれば、本人以外の家族全員がクレカの海外旅行保険の補償対象とできます。

ただ、家族カードの請求は本会員と同じ口座なので、問題を避けるには、このパターンは範囲の広い家族特約のクレカで対応するのが私は良いかと思います。

また、祖父母の場合は、生計が別、の事があると思うのでそれにも注意して下さい。

生計が別だと家族特約の補償対象外となる事があるので。

この場合は、祖父母は祖父母で海外旅行保険について対処しておく必要があります。

このパターンの主なクレカは以下です。

  • セゾンゴールドアメリカンエキスプレス(家族特約。家族も範囲の航空アリ)
  • セディナゴールドカード(家族特約)
  • UCSカード(UCS旅とくプラスに加入で家族特約。)

家族特約の注意点

クレカの家族特約の注意点としては、これだけでは、重要な治療費用(傷害・疾病)・救援者費用・賠償責任は足りないって部分です。

関連:海外旅行保険の保険金額ってどのくらい必要?クレカ分で足りる?って時

家族特約の利点としては、

  • バラ掛け(フリープラン、自由設計プラン等)で選択すると費用がかさむ「携行品損害」が家族につく事
  • 一般の海外旅行保険では「携行品損害」を選ばないと付けられなかったりする「航空系の補償」がつくカードもある事
  • 本会員が同行しない時も補償対象(自動付帯ならば。)
  • 各補償の限度額を上乗せできる

等々の部分です。

=節約になったり、同額でもより安心をプラスできる。

また、上述した様に、本人以外の家族もクレカの海外旅行保険の補償対象としたい場合は、「家族特約の範囲に注意」又、家族カード発行が必要になったりもするので「家族カードの年会費」にも注意して下さい。

なので、本人以外の家族もクレカの海外旅行傷害保険の補償対象にしたい場合は、そもそもそういった部分に注意してクレカを作成するって事になります。

という事で、クレジットカードの海外旅行保険で本人以外の家族(配偶者や子供)の補償の仕方についてでした。

以下の表は、家族特約のある主なクレカの「家族特約の範囲」と「家族カードの年会費」と「航空系の補償の有無」と「本会員の年会費」をまとめた表です。

バランス良いと思うのは、
セゾンゴールドアメリカンエキスプレスで航空系も家族全員
またはdカード GOLDで航空系も夫婦&19歳未満の子供みんな(配偶者は家族カードを作成で手厚い)
またはJCBゴールドで配偶者が家族カードを作り、親2人が航空系もクレカでカバーし、
どっちのパターンでもそこに一般の海外旅行保険のフリープラン等で必要な分だけつけるってパターンです。

クレジットカード 家族特約の範囲 家族カードの年会費 航空系の補償の有無 本会員の年会費
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード 配偶者
生計同じ同居の親族
生計同じ別居の未婚の子

妻(夫)
子供
仕送りしている子供
祖父母

1000円+税/枚 アリ
家族特約の対象
10000円+税
初年度無料
dカード GOLD 生計同じ同居の19歳未満の親族
生計同じ別居の19歳未満の子

19歳未満の子供
19歳未満の仕送りしている子供

1名無料
2人目より1人1000円+税
アリ
家族特約の対象
10000円+税
JCBゴールド 生計同じ同居・別居の19歳未満の子

19歳未満の子供
仕送りしている19歳未満の子供

1名無料
2人目より1人1000円+税
アリ
本会員・家族カード会員のみ
10000円+税
ネットからは初年度無料
セディナゴールドカード 配偶者
生計同じ同居の親族
生計同じ別居の未婚の子

妻(夫)
子供
仕送りしている子供
祖父母

1000円+税 6000円+税
三井住友VISAプライムゴールドカード 生計同じ同居の19歳未満の親族
生計同じ別居の19歳未満の未婚の子

19歳未満の子供
19歳未満の仕送りしている子供

1名無料
2人目より1人1000円+税
5000円+税
条件満たすと1500円+税
初年度無料
(20代専用カード)
三井住友VISAゴールドカード 生計同じ同居の19歳未満の親族
生計同じ別居の19歳未満の未婚の子

19歳未満の子供
19歳未満の仕送りしている子供

1名無料
2人目より1人1000円+税
10000円+税
条件満たすと4000円+税
初年度無料
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