ポケットWifiと一口に言っても、提供されているインターネット回線やプロバイダはたくさんあります。
この記事ではポケットWifiの選び方を説明していますので、契約する前に確認しておいて下さい。
やる事は、WiMAXかソフトバンクか選んで(エリアやGBを選んで)、費用で比較するぐらい(≒レンタルWifiにするか選ぶ)、って感じです。
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エリアをまず確認
ポケットWifiの選び方として、まずエリアをまず確認する事になります。
エリア外だったら比較検討しても何の意味もなくなってしまうので。
エリアは使用している電波で決まります。
ポケットWifiの電波は大きく分けると次の2種類があります。
- WiMAX系(≒au系。WiMAX2+という回線をメインで使っていて、auのLTEも使用する事自体は可能)
- ソフトバンク回線系(4G LTEという回線をメインで使っているLTE系)
※LTE系にはドコモ系もありますが、速度や月額的に割愛。
ポケットWifiを提供しているサービスは、基本的にはUQコミュニケーションズ(au系)が所有しているWiMAX系とソフトバンクのLTE回線に分けられます。
本家がUQコミュニケーションズなのか、本家がソフトバンクなのか、です。
プロバイダはあくまでもこれらの電波を借りてお客さんに又貸しで提供って形になります。
レンタルWifiならキャリアと契約した物を貸与って形でお客さんに又貸しで提供してます。
エリアの確認方法
WiMAXのエリア内かどうかは、どこでも良いのでWiMAXが契約できる所のサイトに行って、「ピンポイントエリア判定」をすればOKです。
WiMAXが契約できる所には「So-netのWiMAX」や「GMOとくとくBBのWiMAX」、「BIGLOBEのWiMAX」等があります。
ソフトバンクのエリア内かどうかはスマホがソフトバンク回線の所ならそれで確認できます。
また、ソフトバンクの公式サイトでもエリアかどうかはマップで確認できます。
が、ソフトバンクの場合はエリアはあまり気にする必要はないです。広いので。
なので、ポケットWifiを選ぶ時はWiMAXのエリア内かどうかをまず確認して下さい。
自宅でも使う事が大半だと思いますので、何丁目何番地で「ピンポイントエリア判定」をします。
それで判定が×なら、ソフトバンク回線のポケットWifiが選択肢になります。
これで○なら、WiMAXもOKで、ソフトバンクも基本OKなので、どっちにするかを比較して選んでいく事になります。
△の場合は本家のUQコミュニケーションズのTry UQ mobile(15日間の無料お試しサービス)を利用して、本家での契約も含めた検討をするのが良いかと思います。
また、ポケットWifiは支払い方法は基本クレジットカードのみなので、どうしても口座振替が良いって場合はすぐに選択肢を絞れます。口座振替ができる所は少ないので。ただ、口座振替は支払い手数料がかかる事には注意して下さい。
WiMAXにするかソフトバンクのLTE回線にするか
自宅がWiMAXのエリア内だったならば、WiMAXにするかソフトバンクのLTE回線にするかを選ぶ事になります。
WiMAXかソフトバンクかで何が違うの?って疑問が出る事があると思いますが、主な違いは以下です。
WiMAX系 | ソフトバンクのLTE系 | |
---|---|---|
契約形態 | 自分でプロバイダと契約が主流 (例外アリ) |
レンタルWifiが主流 (例外アリ) |
契約期間 | 定期契約の自動更新が主流(更新月以外は違約金) (例外アリ) |
縛りなしが主流(初期費用高め) (例外アリ) |
選択できるGBの種類 | 少ない (ギガ放題か7GB) |
多い (容量無制限、25GB、30GB、50GB、100GB、200GB等) |
規制の緩さ | ○ 月間の上限はないプランはあるけど、3日で10GBで緩めの通信制限 通信制限にかかると夜のみ1Mbpsになる (日中は制限なし、3日で10GBを下回ると解除) |
○+ 通信制限は今の所ない (異常な利用量にはソフトバンク側で制限する事あり) |
通信速度 | ◎ | ◎ |
対応エリア | ○ (人口カバー率90%以上) |
◎ (人口カバー率99%以上) |
周波数帯 | 2.5GHz(障害物に弱い) 5GHz(障害物に強い・室内のみ使用可能) |
700MHz~900MHz帯 (障害物にも強い) |
自分でプロバイダと契約にするかレンタルWifiにするかでも選べる
WiMAXにするかソフトバンクのLTE回線にするかは、自分でプロバイダと契約にするかレンタルWifiにするか、でも選べます。
自分で契約|レンタルWifiで変わるのは、定期契約のあり|なし、初期費用安い|高い、ルーター本体が自分の物になる|貸与扱い、が主です。
なので、定期契約なしが良いならレンタルWifiが主な選択肢です。=ソフトバンクのLTE回線が選択肢として多い
初期費用安いのが良いなら自分でプロバイダと契約するポケットWifiが選択肢です。=WiMAXが選択肢として多い
ルーター本体が自分の物になるのが良いなら自分でプロバイダと契約するポケットWifiが選択肢って感じになります。=WiMAXが選択肢として多い
WiMAXは自分でプロバイダと契約ってのが主流ですが、例外として、「【FUJIWifi】」はレンタルWifiですがWiMAXがあります。=定期契約なし・ルーター本体は貸与扱い・初期費用(初月含む)がちょい高め※ただFUJI Wifiはそこまで初期費用高くないです。
ソフトバンクのLTE回線の方は、レンタルWifiが結構ありますが、主な選択肢の中での例外として、NEXTmobileはレンタルWifiじゃないソフトバンクのLTE回線のポケットWifiです。(=定期契約あり・初期費用安め・ルーター本体は自分の物になるソフトバンクのLTE回線のポケットWifi)
※また、自分でプロバイダと契約にするかレンタルWifiにするかでは、ホームルーターが選べるかどうかでも弾いていけます。
レンタルWifiは基本的に端末は選べないので、ホームルーターにしたい方は自分でプロバイダと契約する方(レンタルWifiじゃない物)にする事になります。
月間のGBのプランの種類でも選べる
他にも選べる月間のGBのプランの種類の違いでWiMAXにするか、ソフトバンクのLTE回線にするかも選べます。
WiMAXは、ギガ放題(月間は無制限で使い放題)か、7GBか、になります。(これは契約後も毎月プラン変更できます。FUJI WifiのWiMAXはギガ放題のみです。)
対して、ソフトバンクのLTE回線では、選べるGBの種類は多いです。
容量無制限(使い放題)もありますし、20GBプラン、30GBプラン、50GBプラン等もあります。
なので、無制限ならどっちでもOKですが、月20GBとか月25GBとか、月30GBとかで契約したいって感じならソフトバンクのLTE回線、って選ぶ事ができます。
3日で10GBがあるかどうかでも選べる
WiMAXにするか、ソフトバンクのLTE回線にするかは、3日で10GBっていう制限があるかどうかでも選べます。
WiMAX系のポケットWifiは、ギガ放題プランを選択すれば1ヵ月間のデータ通信量の上限はありませんが、3日で10GB以上を使うと高速通信から低速通信に切り替わります。
「3日で10GB」を下回るまで夜のみ(18時から26時程度、日中は制限なし)、1Mbps(ネット検索やネット通販はほぼ問題なくできる速度)に制限されます。
ソフトバンクのLTE回線のポケットWifiは今の所「3日で10GB」の様な制限はありません。(異常に多い利用量の場合はソフトバンク側で通信制限をする事はある様です。)
WiMAXの方の3日で10GBはほとんどの方は使いたくても使えないレベルの量ですが(特に一人暮らしで仕事してる、等の方)、あるにはあるので、こういった制限が嫌って感じならソフトバンクのLTE回線のポケットWifiの中で比較、って感じにできます。
トータルの料金で比較する(定期契約や初期費用)
ポケットWifiで使用する電波の種類が決まった後は、トータルの料金で比較してプロバイダやレンタルWifiの会社を選んでいきます。
同じ電波を使っていても、初期費用や月額料金には大きな違いがあります。
少しでもお得にポケットWifiを使いたいのであれば、トータルの料金で選ぶのが大事です。
ポケットWifiを契約するにあたって発生する主な費用
ポケットWifiを契約するにあたって発生する主な費用は以下です。
- 初期費用:初月(0ヶ月目の費用の有無)や事務手数料(WiMAX系は初期費用は安い所が多いです。ソフトバンク系は容量無制限の物は初期費用が高い事が多いので注意して下さい。)
- 月額料金:プロバイダで1ヵ月の基本料金が異なる(WiMAXでキャッシュバックありの所は後に自分でもらうので忘れない様にして下さい。ソフトバンク系の無制限でないプランは月額はそれだけ安くなってます。)
- 違約金:契約期間の更新月以外に解約した時に発生する費用(WiMAX系は気をつけて下さい。更新月近くにメールが来るので、契約時にはちゃんと確認できるメールアドレスにするのを推奨です。)
例えば、月額料金が安いプロバイダでも、初期費用が結構かかって短い期間なら結局高くなるって事はあります。
選択するプランやコースで同じプロバイダでも月額料金は変わりますので、どれが良いのか比較してみてください。
以下に、主なポケットWifiの事務手数料や初月の扱い、月額等をWiMAXとソフトバンク回線の2つに分けて記載します。
WiMAXの事務手数料や初月、月額等
以下が、WiMAXの事務手数料や初月、月額等をまとめた表です。
税別です。クレードル(充電器&有線LANポート)やAC電源を購入するなら別途費用がかかります。ホームルーターにする場合はAC電源代等はかかりません。
「初月」は契約月(0ヶ月目)の事です。「日割り」は月額をその月の残りの日数分のみに換算して払う額の事です。
WiMAX | 他費用系 | 月額 |
---|---|---|
So-net WiMAX | 3年の定期契約 契約事務手数料3000円 初月無料 |
月3680円 (ギガ放題) |
GMOとくとくBB WiMAX | 3年の定期契約 事務手数料3000円 初月は日割り |
1~2ヶ月目:3609円 3ヶ月目以降:4263円 (ギガ放題) 後にキャッシュバックあり 月1000円程度の割引になる額 |
BIGLOBE WiMAX | 2年または3年の定期契約 2年プランの場合は申込手数料無料 3年プランの場合は申込手数料3000円 初月無料 |
2年プランの月額 1~2ヶ月目:3695円 3~24ヶ月目:4380円 (ギガ放題) 後にキャッシュバックあり 月1250円程度の割引になる額 |
カシモWiMAX | 2年の定期契約 事務手数料3000円 初月1380円 |
新端末プラン 1ヶ月目:1380円 2~24ヶ月目:3580円 (ギガ放題) |
BroadWiMAX | 2年または3年の定期契約 契約事務手数料3000円 初月は日割り |
1~2ヶ月目:2726円 3~24月目:3411円 25ヶ月目以降:4011円 (ギガ放題) |
【FUJIWifi】 | レンタルWifi 定期契約なし 契約事務手数料2000円 初月:1~15日の契約は月額の満額 初月:16~月末の契約は月額の半額 (翌月分も同時決済) ゆうパック(手渡し)だと送料有料(東京から) ゆうパケット(ポスト投函)の方だと送料無料 |
3200円 (ギガ放題のみ) |
ソフトバンクのLTE回線のポケットWifiの事務手数料や初月、月額等
ソフトバンクのLTE回線のポケットWifiの事務手数料や初月、月額等は以下です。
ソフトバンク回線 のポケットWifi |
他費用系 | 月額 |
---|---|---|
【FUJIWifi】 | レンタルWifi 定期契約なし 契約事務手数料2000円 初月:1~15日の契約は月額の満額 初月:16~月末の契約は月額の半額 (翌月分も同時決済) ゆうパック(手渡し)だと送料有料(東京から) ゆうパケット(ポスト投函)の方だと送料無料 |
13ヶ月一括払い 25GB:月2180円 13ヶ月一括払い 50GB:月2680円 |
STAR WiFi | レンタルWifi 定期契約なし 契約事務手数料2980円 端末新規登録料4980円 初月は月額の満額 |
月3680円 (公式サイトにあるクーポンを適用した場合) 容量無制限 |
※費用や月額は変わる事がありますので、契約時には再度サイトで内容を確認下さい。
どこを選んでも速度や回線品質は変わらない
格安SIMと違い、ポケットWifiは、どこを選んでも速度や回線品質は基本変わらないです。
WiMAXかソフトバンクのLTE回線か、では変わりますが、WiMAX同士、ソフトバンクのLTE回線同士、なら回線品質的にはどこでもOKです。
WiMAXならば、どこで契約しても同じWiMAXです。
ソフトバンクのLTE回線ならば、どこで契約しても同じソフトバンクのLTE回線です。レンタルWifiの場合も同じソフトバンク回線です。
なので、上記の様な、エリア面、月間のGB、月額面(定期契約、初期費用、キャッシュバック含む)等の比較で選んで問題ない状態になっています。
という事で、ポケットWifiの選び方についてでした。
WiMAXかソフトバンクか選んで費用(事務手数料や初月の扱い、定期契約の有無、月額)で比較すればOKです。
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