人によってクレカの海外旅行保険に何を求めるかは違うと思いますが、私にとってのクレカの海外旅行保険の意味合いは保険料が高くなる部分をカバーして節約&上乗せできて、かつ、そのクレカの他の特典を享受できるって部分です。
年会費無料のクレカならばそっくりそのまま節約に繋がりますし、年会費かかるクレカであっても、保険料の節約&上乗せで旅行楽しみやすくなるなら、それだけで年会費のある程度の部分をカバーできています。
で、クレジットカードにはその他の特典もあるので(特に年会費かかるクレジットカードの場合)、そっちのメリットも享受できるって面にメリットがあります。
例えば、エポスゴールドカードだったら年100万円で10000円相当のポイントを別途獲得、とか、選んだ3つの支払い・サービスは1.5%になるとか空港ラウンジとか。
エポスゴールドカードは通常年会費5000円です。ノーマルの「エポスカード」を利用してのインビテーションでゴールドにしたならば最初から永年無料ってカードです。
セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードなら、セゾンiD払いで二倍とか、アメリカンエキスプレスオンラインモールの期間限定クーポンとか、JAL MILE CLUB(別途年4000円+税)、nanacoポイントも別途付与とかって部分です。
セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードは年会費10000円です。家族特約があり保険充実なので節約できる額も多くなります。家族の人数分、節約できる額が増えるので。
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クレカの海外旅行保険の意味合い
私にとってのクレカの海外旅行保険の意味合いは以下です。
1.治療費用はいくらあってもOK、だから、安心をプラスできる。
余計な懸念をなくして旅行を楽しみやすくする意味合い。
(心配事あったら楽しめないので。)
一般の海外旅行保険のフリープラン等で選べる額が旅行先によっては微妙に足りない、とかをカバー。
2.高くなりがちな携行品損害の部分をクレカでカバーする意味合い。
一般の海外旅行保険のフリープラン等で携行品損害を選択すると、発生割合の多い項目なので、保険料が高くなりやすいです。
なので、クレカの携行品損害の補償内容で良いなら、クレカで済ませて、フリープランでは携行品損害を「なし」にすればそれだけ安くできます。
注意は、クレカの携行品損害は「自己負担がある事」&「時価な事」です。自己負担(免責額)は大概3000円。
一般の海外旅行保険は基本免責ないです。
また、クレカは「時価」での補償ですが、一般の海外旅行保険には選べば、携行品損害の補償が「新価」の物もあります。
関連:海外旅行保険で携行品損害を重視するなら新価(再調達価額)なのか時価なのかに注意
3.一般の海外旅行保険で選択すると保険料が、高くなりがちな傷害死亡・後遺障害の部分をカバー。
傷害死亡・後遺障害は発生割合的には必要性薄いけど、あるに越した事ない部分です。特に世帯持ちの方の場合。
が、一般の海外旅行保険で選ぶと保険料が高くなりやすい補償項目です。
なので、ここをクレカでカバーすると保険料を節約できます。
クレカは傷害死亡・後遺障害が高額なのは割とあります。特に、家族特約がつく様なクレカの場合。
JCBゴールドだったり、dカード GOLDだったり、セゾンゴールドアメリカンエキスプレスだったり。
ここは、クレカ何枚持っていても、最高額の物一枚分のみ、なので注意して下さい。
=クレカ複数枚持ってても額は合算されない部分
一般の海外旅行保険のカスタマイズプラン等で傷害死亡・後遺障害も入ったら、その分は合算されます。
4.航空機預託手荷物遅延等費用の分をカバー。
フリープラン、オーダーメイドプランの場合、「航空機預託手荷物遅延等費用」を選択できなかったり、選択するには上述した「高くなりがちな携行品損害」を選択する必要が出たりするため、クレカで付帯するのを作成するとこの項目でも節約に繋がります。
これは、JCBゴールドだったり、dカード GOLD、セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードなんかにあります。
JCBゴールドは家族特約のあるカードですが、航空系の保険はカード会員のみの補償なので、家族カードを発行して、夫・妻両方の「航空機預託手荷物遅延等費用」や「航空機遅延等費用」をカバーします。
「JCBゴールド」の家族カードは一枚は年会費無料なのでそれをちゃんと活用、って感じです。
dカード GOLDは航空系の保険も家族特約の範囲で、一枚あれば、配偶者(妻・夫)、19歳未満の子供の分も航空系は補償できます。この状態の家族構成ならば。
家族カードは一枚年会費無料なので、家族カードを発行すれば、両親は手厚く、子供の分の航空系も補償ってできるのが「dカード GOLD」です。
セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードは、「航空機預託手荷物遅延等費用」も「航空機遅延等費用」も家族特約の範囲の補償なので、本会員一枚あれば幅広くカバーできます。
5.ショッピングガード保険・多額の現金を持ち歩かなくて済む
あとは海外旅行保険ではないですが、ショッピングガード保険が付くクレカならば海外で購入した物もちゃんと補償できるって意味合いもクレカにはありますし、クレカがあるならば海外旅行中に旅行期間中の必要額(多額の現金)を持ち歩いて観光しなくて良いって意味合いがあります。
上記の内容をまとめると、私の場合は以下の様な感じで「フリープラン」+「クレカ」になります。
補償項目 | 重要度 | フリープランに入る意味合いの度合い | クレカの意味合い |
---|---|---|---|
傷害疾病治療費用 | ◎ | ◎ アメリカの場合は無制限レベルのにする |
〇 |
救援者費用 | ◎ | ◎ | 〇 |
賠償責任 | ◎ | ◎ | 〇 |
携行品損害 | ◎ | △ 新価が良いなら◎ |
◎ |
疾病死亡 | △ 世帯持ち:◎ | 〇 世帯持ち:◎ |
クレカにはない補償 |
傷害死亡・後遺障害 | △ 世帯持ち:〇 | △ 世帯持ち:〇 |
〇 世帯持ち:◎ |
航空機預託手荷物遅延等費用 | △ 乗継アリの旅行:〇 | △ | ◎ |
航空機遅延費用 | △ 乗継アリの旅行:〇 | △ | ◎ |
これで、クレカ+フリープランが、一般の海外旅行保険のデフォルトのプラン(節約・バランス型・手厚い)の内、選びやすい「バランス型」の保険料の半値~3分の2程度の保険料になります。
=クレカの年会費かかっても相殺、もしくは、ある程度の部分を相殺してる様な物。
この場合、その年会費かかるクレカの他の特典(食事系、手荷物送料系、空港ラウンジ等々)を無料相当もしくは少しの負担で活用できてる様な物。
=日々の生活でもお得です。
1人身の方等、年会費かからないクレカで上記の部分をカバーできてるなら、維持にかかるのが0円なので、まんま節約になりますし、安心をプラスできます。
また、実際に海外旅行に行く場合は、一緒に行く友人や国内の家族に保険(一般もクレカも)を伝えてると安心です。
クレカの保険も引受会社は普通の保険会社なので心配しなくてOKです。
海外旅行保険が自動付帯のクレカの特典等
以下は、海外旅行保険が自動付帯のクレカの特典等です。
これらのカード保有者ならば、海外旅行に行く際にはフリープランで必要な所(上述した補償項目)をつければ、「保険料安いのに、必要な所が手厚いって状態」にできます。
で、日々の生活ではそのクレカのその他の部分でお得・快適に過ごせるって感じになります。
「エポスカード」
エポスカードの利用状況に応じて招待されるエポスゴールドカードで以下の内容です。
招待からだと年会費無料/海外旅行保険自動付帯/年100万円の利用で10000円相当のポイント(年100万円で全ての支払いが+1%される様な物)/国内の主要空港ラウンジ(海外も3つ)/選んだ3つが基本還元率1.5%/実店舗での割引・優待/券面ゴールド/家族カード不可、等々
国際ブランドはVISAです。
エポスカード自体も海外旅行保険が自動付帯です。エポスゴールドカードの内容がかなり良い&招待で年会費無料なので、作成するなら利用実績を積んでエポスゴールドカードにするのがおすすめです。
年会費無料/海外旅行保険自動付帯/ショッピングガード保険(免責3000円)/利用付帯の国内旅行保険/J’sコンシェル(割引・優待等の福利厚生のサイトサービス)/家族カード無料
国際ブランドはMastercardです。
「JCBゴールド」
年会費10000円+税(初年度年会費無料)/海外・国内旅行保険共に自動付帯(航空系アリ)/家族カード一枚無料(家族カードの会員も本会員と同等のサービス)/家族特約アリ/空港ラウンジ
ドクターダイレクト24/健康チェックサービス/暮らしのお金相談ダイヤル/券面ゴールド/JCBゴールドザプレミアへの招待等々
国際ブランドはJCBです。
後々のアップグレード申請でのJCBゴールドを考えるならJCB CARD W/plus L(年会費無料・還元率1%~・海外旅行保険利用付帯)を作成・利用して、JCBでの信用実績を積んでおくパターンがおすすめ。
年会費10000円+税/海外・国内旅行保険共に自動付帯(航空系アリ)/家族特約アリ/航空も家族特約の対象(子供19歳未満・配偶者)/家族カード一枚無料(家族カードの会員も本会員と同等のサービス)/空港ラウンジ
券面ゴールド/ドコモケータイの各種割引適用後の料金やドコモ光の月額が最大10%還元/電子マネーiD一体型等々
国際ブランドはVISA/Mastercardです。
dカード GOLDもノーマルの「dカード」から切り替え申請できるので、利用実績を積んでから後々発行というのもアリです。
「セゾンゴールドアメリカンエキスプレス」
年会費10000円+税(初年度年会費無料)/海外・国内旅行保険共に自動付帯(航空系アリ)/航空も家族特約の対象/宅配帰宅時一個無料
基本還元率0.75%/セゾンiD払いでポイント二倍(要おサイフケータイ)/セブン・イトーヨーカドーでnanacoポイント別途付与(要登録)/アメリカンエキスプレスオンラインモール(期間限定のクーポンが激熱な事がある)/JAL MILE CLUB(別途年4000円+税・マイル1%+0.25%のポイント)/西友・LIVIN/パルコ/ロフト/券面ゴールド等々
国際ブランドはアメリカンエキスプレスです。
ほとんどのJCB加盟店で使えます。
という事で、海外旅行保険におけるクレカの意味合いについてでした。
保険料が高くなる部分をカバーして節約&安心をプラスしながらも、日々の生活では他の特典を享受できるって部分にメリットが出て来ます。
フリープランに入る場合には、どの補償項目を重視すれば良いか分からないって場合には、「海外旅行保険で重要な補償項目は「終わる」か「終わらない」かで判断」をご覧下さい。
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