モバイルSuicaのチャージで還元率1.5%以上のポイントが貯まるクレカには、ビックカメラSuicaカードやエポスゴールドカードがあります。

他の主な所ではビュー・スイカカード等。

おサイフケータイ(Android)でモバイルSuicaを使う場合、お得なのでチャージでポイントが貯まるクレカを作る事にすると思いますが、どれを作ってチャージしていくのが良いか分からないってなる事があると思うので、モバイルSuicaのチャージにおけるビックカメラSuicaカードとエポスゴールド等の差について場合分けして記載します。

「エポスカードはモバイルSuicaの年会費かかるけどどうなんだろ?」とか、「何年目から逆転するの?しない?」等々の疑問が出る事があると思うので。

追記:2020年2月26日(予定)以降は、どんなクレジットカードでもモバイルSuicaの年会費が無料になる事が発表されました!

なので、エポスゴールドカードも年会費無料でモバイルSuicaを使える様になります。

エポスゴールドカードは「直で申し込む場合」と、「ノーマルのエポスカードを使ってインビテーションが届いてから切り替えるってパターン」の2つを記載します。
(インビテーションが届く前に自分で切り替え申請もできます。)

前提的な条件としては、以下の様にしています。

  • モバイルSuicaを年に24万円使うとする。(月2万円)
  • ノーマルのエポスカードは半年(モバイルSuica12万円時点)でインビテーションが来るとする。

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1年目の結論の表

上記の条件で色々加味して、「出費」と「もらえるポイント」の1年目の合計は結論的には以下の表の様になります。

ビックカメラSuica
カード
エポスゴールド
に直
エポスカード
→半年でゴールド
ビュー・スイカ
カード
カード
年会費
年1回の利用で
年会費無料
-5000 +0 -477と税
1年目のモバイルSuica分の
ポイント
+3600 +3600 +2400 +3600
モバイルSuica
の年会費
+0 -1030 -1030 +0
年利用額の
ボーナスポイント
のモバイルSuica分
+0 +1200
(年50万円)
+2400ポイント
(年100万円)
+600
(年50万円)
+1200ポイント
(年100万円)
+200(年30)
+342(年70)
+360(年100)
モバイルSuica
分だけを考えた合計
+3600 -2430(年50未満)
-1230(年50)
-30(年100)
+1370(年50未満)
+1970(年50)
+2570(年100)
+3123(年30未満)
+3323(年30)
+3465(年70)
+3483(年100)
ビュー・スイカカードは
ここから年会費のその時の税率分を
引く事になります。

モバイルSuicaのチャージのみを考えた場合のお得度の順番は、ビックカメラSuica>ビュー・スイカ>ノーマル→ゴールドのエポスカード>直でエポスゴールドカード、です。

あとは、単純に新規入会時にやってるキャンペーン等↓の分で差が出ます。

エポスカード

これが「1年目」です。

1年目の表の内訳(モバイルSuica年24万円)

何で上記の様になるかの、1年目の表の内訳は以下です。(モバイルSuicaへのチャージが年24万円)

ビックカメラSuica
カード
エポスゴールド
に直
エポスカード
→半年でゴールド
ビュー・スイカ
カード
カード
年会費
0円
年1回の利用で
年会費無料
税込5000円
1度でも年に50万円を
使えばずっと無料
0円
インビテーション
からなので年会費0円
477円+税
ポイント 3600円分 3600円分 2400円分
半年でインビテーションで切替
としたので、
12万円×0.5%=600円
(ノーマルの時のチャージ分)
12万円×1.5%=1800円
(ゴールドにしてからのチャージ分
選べるポイントアップを利用)
3600円分
モバイルSuica
の年会費
0円
ビューカードはモバイルSuica
の年会費が当面無料
税込1030円
ビューカードじゃないので
年会費がかかる
税込1030円
ビューカードじゃないので
年会費がかかる
0円
ビューカードはモバイルSuica
の年会費が当面無料
年利用額の
ボーナスポイント
のモバイルSuica分
年50万円で2500ポイント
24万円は50万円の48%
2500ポイントの48%=1200ポイント

年100万円なら10000ポイント
24万円は100万円の24%
10000ポイント×24%=2400ポイント

ゴールドにしてから12万円の
モバイルSuicaチャージ

年50万円で2500ポイント付与
12万円は50万円の24%
2500ポイントの24%=600ポイント

年100万円なら10000ポイント付与
12万円は100万円の12%
10000ポイント×12%=1200ポイント

実際にもらえるのは更に半年
かかりますが、擬似的に半分は1年目に
もらえているとします。
ゴールドにして半年なので。

ビューカードは1ポイント=2.5円相当

30万円で100ポイント
24万円は30万円の80%
100ポイント×80%=80ポイント
=80ポイントは200円

以下、同様
70万円で400ポイント
24万円は34.2%分
342円分

年100万円なら600ポイント
24万円は24%分
360円分

ビュー・スイカカードは
ここから年会費のその時の税率分を
引く事になります。


ビックカメラSuicaカードは、年に一度でも利用すれば年会費が無料です。「年一回の利用」にはモバイルSuicaのチャージも対象です。

エポスゴールドカードは、直で申し込んだ場合、年に税込5000円の年会費がかかります。これは一度でも年50万円の利用をすれば以降はずっと年会費無料になります。その後は維持費はかからないゴールドカード。

ノーマルの「エポスカード」を使い、インビテーションから切り替えた場合、初年度から年会費はずっと無料です。=最初からずっと年会費無料でゴールドカード持てるパターン。

どちらで所有した「エポスゴールドカード」も年会費部分のルール以外は全く同じです。

エポスゴールドカードは「選べるポイントアップショップ」という制度があり、選択肢から選べる所は3つまで還元率が1.5%になります。(通常の還元率は0.5%で、選んだ所は3倍になり、1.5%になります。)

その「選べるポイントアップショップ」に「モバイルSuica」があるので、モバイルSuicaを選ぶとチャージで還元率1.5%になります。

また、エポスゴールドカードは、年間50万円を利用すると別途ボーナスポイントとして、2500ポイントがもらえます。

年間100万円の利用ならば、別途ボーナスポイントとして10000ポイントがもらえます。(1ポイント1円相当)

年間の利用額は、その他の支払い(ネット通販・スーパー・固定費払い等々)も合わせての額で達成すればOKです。

モバイルSuicaは通常年会費1030円がかかるのですが、本家のビューカード(上述したビックカメラSuicaカードや「ビュー・スイカ」カード等)ならば、年会費は当面無料で使えます。

エポスカードやエポスゴールドカードはビューカードではないので、モバイルSuicaの年会費1030円がかかります。

2年目(モバイルSuica年24万円)

2年目のそれぞれのカードのモバイルSuica関係は以下の表の様な出費・ポイント付与になります。
(モバイルSuicaへのチャージが年24万円の場合)

2年目はどっちのパターンもエポスゴールドカードは共通とします。

1年目に半年遅れて(1.5年。半年でインビとしたので。)ボーナスポイントをもらい、2年目にも半年遅れてボーナスポイントをもらいます。

が、同じ使い方なので2年目を切り取れば結果その365日は同じポイントになるので、共通としました。

ビックカメラSuica
カード
エポスゴールド ビュー・スイカ
カード
カード
年会費
+0
年1回の利用で
年会費無料
+0 -477と税
モバイルSuicaチャージ分
でもらえるポイント
+3600 +3600 +3600
モバイルSuica
の年会費
+0 -1030 +0
年利用額の
ボーナスポイント
のモバイルSuica分
+0 +1200
(年50万円)
+2400ポイント
(年100万円)
+200(年30)
+342(年70)
+360(年100)
モバイルSuica
分だけを考えた合計
+3600 +2570(年50未満)
+3770(年50)
+4970(年100)
+3123(年30未満)
+3323(年30)
+3465(年70)
+3483(年100)

ビュー・スイカカードは
年会費のその時の税率分を
ここから引いたのが合計になります。


2年目からは、モバイルSuicaの年会費がかかっても、年100万円・年50万円の利用なら、エポスゴールドカードの方がモバイルSuica分だけ(24万円)を考えても高還元になります。

その後も、年100万円の利用なら1370円分で差が開いていきます。年50万円の利用なら170円分で差が開いていきます。

モバイルSuica分だけで。

直でエポスゴールドで年100万円の場合

1年目「年-30円」の「年100万円利用、モバイルSuicaの分は年24万円、のエポスゴールドカード」は、
ビックカメラSuicaカードの「+3600/年」(ビックカメラSuicaカードをモバイルSuicaチャージで年24万円使った時のポイント)
を、2年目から1年に1370円で追い上げるカードです。

条件は、他の買い物や固定費払い等と合わせて年100万円以上使う事です。

この記事の試算では、モバイルSuicaは年24万円の利用なので、他で76万円(月6.3万円)使うと追い上げられるカードです。

つまり、が3600-(-30)=

  • 3630:1年目末
  • 2260:2年目末
  • 890:3年目末
  • -480:4年目末

の様に推移します。

って事で、4年目末には逆転、が結論です。

モバイルSuicaのチャージ分だけでの比較で、です。

ノーマルからの切り替えで年100万円の場合

ノーマルのエポスカードからインビテーションで切り替えで年100万円使うパターンだと、
1年目の差が、3600-2570=1030なので、追い上げの1370円分を加味すると、
2年目末は-340となり、2年目末で逆転します。

2年目分のボーナスポイントが実際にポイント付与されるのは、ノーマルのエポスカードから数えた場合、2年と半年程度後、になりますが。

ノーマルのエポスカードの時にインビテーションがどんくらいで届くかで変わります。
この記事では「半年でインビテーションが来る」としたので2年と半年程度後に利用額の2年目のボーナスポイントが付与されます。

=2年、3年目頃には逆転。

こっちもモバイルSuicaのみで勘案した年数です。

直でエポスゴールドで年50万円の場合

同様に、「直でエポスゴールドのパターンで年50万円利用の場合」、ビックカメラSuicaカードとは、1年目で「4830円分の差」がついているので、「年170円分での追い上げ」だと、「29年目末」で追い越します。

長いです。

が、1年1年で考えるとより多くモバイルSuicaのチャージでポイントはもらえています。

なので、他の部分で比較検討して、どっちにするか検討って感じのパターンです。

ノーマルからの切り替えで年50万円の場合

同様に、「ノーマルからの切り替えで年50万円の場合」、1年目で、1630円分の差がついているので、年170円分だと「10年目末」で追い越します。

これもかなり長いです。

モバイルSuica分だけで考えたら、追い越すのには時間かかりますが、追い越すという事は、もらえてるポイントがより多いという事なので、一応、同等以上の還元率で使えてる=損してない、って言える状態ではあります。

なので、こっちも他の部分で比較検討して、どっちにするか検討って感じのパターンです。

直からでもインビテーションからでも、「年50万円の利用」は、その他の部分も加味して検討になるパターンかと思います。

モバイルSuica分だけでそこまで優位性がないので。

注意点

注意点的には以下の様な面があります。

  • インビテーションが来るかどうかもいつ来るかも確定してはいない
  • ポイントアップがいつまで続くかも分からない
  • ボーナスポイント制度がいつまでなのかも確定してない
  • モバイルSuicaのチャージがポイント付与対象がいつまでかも分からない

インビテーションが来るかどうかもいつ来るかも確定してはいない

注意点は、エポスゴールドのインビテーションが来るかどうかや、いつ来るかは確定してないって部分です。

ただ、インビテーションの事は公式HPに売り的に記載されている事なのと、ネットだと半年で30万~50万円程の決済でインビテーションが来たって口コミを記載されている事が多いので、ここの部分はあまり心配する必要はないかもですが。

他に持ってるクレカがある場合は、そっちのクレカもちゃんと毎月決済で何かしらには使っておく様にして下さい。

ポイントアップがいつまで続くかも分からない

また、エポスゴールドの「選べるポイントアップショップ」のサービスがいつまで続くかは分からないですし、ポイントアップに「モバイルSuica」がいつまであるかも結局は分からないって部分はあります。

ポイントアップの事も公式HPには記載されていて売りとしてちゃんと伝わる様に記載されているのですぐって事はないとは思いますが。

ボーナスポイント制度がいつまでなのかも確定してない

同様にボーナスポイント制度がいつまでなのか、額は変わらないのか等も分かりません。

モバイルSuicaのチャージがポイント付与対象がいつまでかも分からない

で、更にモバイルSuicaのチャージがポイント付与の対象なのがいつまでかも分からないって面はあります。

こういった部分では、改悪リスク的なのはあります。

ビックカメラSuicaカードも改悪リスクはもちろんありますが、ビックカメラSuicaカードは本家の「ビューカード」の1つなので、Suicaチャージに関しては改悪リスクは、より低いかと思います。

更に、年会費かかり、どっかと提携してるわけじゃない「ビュー・スイカカード」に関しては、更に改悪リスクは低いとは思います。
(サービス維持しやすい)

とは言っても、ビューカードに関してもモバイルSuicaの年会費がいつまで無料なのかは分からない、とかもありますし、モバイルSuicaの年会費が1030円で変わらないかどうかなんかも分からないって面はもちろんあります。こっちはエポスカードにも関係しますが。

ただ、改悪があった場合は、しょうがないのでその時はその時で、他のカードを検討すればOKです。

クレカは解約も可能なので。

その時はサービス内容変わったのですから新たに自分に合うクレカを検討する、等は普通の事なので何の問題もないです。

ビューカードはオートチャージ機能

あと、ビューカード(ビックカメラSuicaカードや、ビュー・スイカカード等)は、JR東日本の駅の自動改札に限りですが、タッチして入出場する時にオートチャージできる機能もあります。

これは、モバイルSuicaでの利用でも同様に設定できます。

あくまでも年24万円での試算

あと、この記事の試算は、年24万円のSuica利用で、な事にも注意して下さい。

もっとモバイルSuicaの年利用額が多いならそれだけエポスの方がもらえるポイント多くなり、追い越すのに必要な年数も短くなります。

逆にもっと利用額が少ないならビックカメラSuicaカードの方が優位な状態の年数は長くなっていきます。

まとめ

って事で、モバイルSuicaのチャージをビックカメラSuicaカードにするかエポスゴールドにするかでした。

結論は、メインカード等で使うなら(他の利用と合わせて年100万円)、モバイルSuicaの年会費がかかっても、モバイルSuica分のみだけを考えても、エポスゴールドカードが短い期間(2年、3年)でポイント合計で逆転します。

モバイルSuica分のみだけでエポスゴールドカードを選んでも良い様なパターン。

「年50万円の利用」ならば、毎年のモバイルSuicaへのチャージ分でもらえるポイントは同等以上ですが、モバイルSuica分のみの比較では、追い越すにはかなりの年数(10年以上)がかかります。

なので、年50万円の利用ならば、他の部分(ポイント有効期限なし、とか、海外旅行保険自動付帯、券面ゴールド等々)が自分に適しているか等を加味してどっちを作るか判断する事になります。

シンプルに「モバイルSuicaのチャージでのポイント」だけではあまり優位性がないので。

エポスゴールドカードはノーマルの「エポスカード」を使って届くインビテーションから切り替えると初年度からずっと年会費無料で持てるゴールドカードです。

メインのクレカは他にあるけど(≒新たなクレカで年100万円年50万円の利用は難しい場合)、モバイルSuicaのチャージで高還元にしたい、なら年1回の利用で年会費無料・モバイルSuicaの年会費も当面無料のビックカメラSuicaカードが、モバイルSuicaのチャージでポイントもらうには適しているカードです。

おサイフケータイのスマホでモバイルSuicaを使える様にするまでの流れ

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